最近小学校に上がる子どもをもつ友人から、『お名前シールは、ひらがなと漢字、どちらで申し込めば良いと思う?』と相談を受けました。
学校側から指定がされる場合もありますが、指定が無い場合もあります。いっその事指定があれば悩まなくて済むのに…といった場合もありますね。
英才教育…というほどでもないが、小学校入学の時点で、名前付けグッズに入れる名前を、『漢字』で選ぶ方が増えているのは確か。
自分の名前を、早い段階から『漢字』で書けるように教えることは、決して悪いことではないが、お名前シール本来の役割から言えば、私は、『ひらがな』の方が良いのではないかと。
なぜなら、小学一年生の場合、自分の名前以外の『漢字』を、友達が読むことがおそらくできないと思います。例えば、拾った落とし物が、自分以外の『漢字』で書かれていた場合、読むことが出来ず、どのように対処したらよいかきっと困ってしまいます。
自分の持ち物を見分けるための名前シールの役割もあるが、友人(拾った人)が、届けてくれるため、という役割もあることも、忘れてはいけませんね。
ひらがなの書体と言っても、実にいろいろあります。
「さ」や「き」が繋がっていたり離れていたり…。何気なく、大人達は、活字を読みとっているが、子どもたちにとっては、始めてならう文字の形(書体)は重要です。
毎日見ることになるお名前シールに使われる書体が、学校でならう書体と同じであることは、子どもたちの頭を混乱させずに済むという利点があります。
そのため、教科書書体を使用したお名前シールを選ぶ方が増えています。
毎日持つ持ち物に、『英文字』の名前がついていたら、子どもたちは早い段階で、『英文字』に親しみ、自然に名前を綴ることができるようになるかもしれない。
日常からの学びというのは、勉強よりも実に楽だったりするものです。
実用的な『ひらがな』の名前シール以外に、『英文字』のシールを申し込むのも一考。
また、鞄やレッスンバッグなどの、外側には、デザイン性の高い、素敵な書体の『英文字』がついていると、一見名前ではなくブランドロゴのように見えてオシャレです。